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卒業した [特別支援学校]

昨日は卒業式だった.
クラスメートとお茶をして帰宅した.
テレビをつけるととんでもない事になっていた.
地震の揺れは車で移動中だったせいか全く感じなかったから実感がわかない.

卒業式って特に何もしてないのにどーっと疲れた.
頭が回らない.
津波の映像を見ても感情レベルが下がっていて鈍感になっていて何か沁み入ってこない.
たくさんもらった花束やプレゼント,学校から引き上げたたくさんの荷物を前にただぼーとしてしまった

もともと「卒業」イコール「めでたい」または「悲しい」とかとは違う感情だった.
なんだろう「区切り」っていう表現が近いのか.

子育てというか介護はこれからもずっと続いていく.
私と慎のどっちかが生きてる限りはずっと寄り添って生きていくわけで,
その重さに比べると環境が変化する事はさほど重要にも思えなくなっている.
私の感覚がおかしいのだろうか.
こんな母で申し訳ない.
どこで過ごしてもいい事と大変な事があって,
私ひとりで考えてがんばらなくてはいけない事も多くて,
意外に自分いっぱいいっぱいなのかもしれない.

   P1080237.jpg

担任の先生をはじめお世話になった先生方とたくさんの写真が撮れた.
慎はこれから何度も何度もこれらの写真を見続けていく事だろう.
感謝です.
校長先生や保健室の先生との3ショットは絶品.
載せれないのが残念なぐらい!




私は小さい頃から地震が超苦手,
これで「地震恐怖症」がますます加速しそうだ.

海岸沿いの寝たきりの方はほとんど逃げられなかったのではないだろうか.
寒かっただろうに,冷たかったろうに.
果てしなく憂鬱になる.

岐阜県は内地で津波の心配はないだろうが,
例えばうちの裏山がくずれるとか何かあったら
私と慎は基本的には逃げれないだろう.

避難しようにも車いすが通れないところには行けない.
家で被災したならできるだけ家にいた方がいいだろう.
幸いうちはまだ築11年の鉄筋で丈夫だ.
それに,
湧き水の池が歩いて数十メートルのところにある.
発電機をもっている.
田舎で敷地が広いから庭に穴を掘ってトイレができる.
それだけでも少し安心だ.

でも歩いて行ける距離には一件も店がない.

火事がせまったらどーしよう.
スゴイ暑いときだったらどーしよう.
ひとりだったらなんでもない事でも慎といっしょだと困難な事が山ほどある.

あーもう自分たちのことを考えるのをやめよう.
今は被災者の冥福を祈ろう.
たくさん亡くなっただろう動物たちのことも.

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