授業参観〆

学校生活12年間の最後の授業参観だった．

大泣きの〆だった．

想定内かな．

授業は「紙すき」の作業学習だった．

リサイクルの紙をちぎって小さくする

↓

ミキサーに入れる

↓

スイッチを押す

↓

枠に入れて押さえる

↓

アイロンをかける

どれもひとりではできないが，

順番をちゃんと覚えていてそれなりに作業するはず・・・だった．

慎は大勢の大人が教室にいる雰囲気だけでまずダメだ．

危ないテンションになっていくのが手に取るようにわかる．

授業参観はホントに疲れる．

私の神経がへとへとになる．

結局，「大泣きして教室から出てクールダウンして戻る」というのが２回あった．

それでも，

激しく泣いて教室から出ても少し先生と話をすればあっという間に授業に戻れた．

ほんの１，２分で十分だ．

ちゃんと成長している．

苦手なものは仕方がない．

「過敏」は障がいだし．

小学部の時，参観の授業時間中泣き続けた事があった．

先生は「すぐに教室を出てしまっては進歩がないから」とあとで言われた．

お茶を飲ませたり，抱っこしてもらったり（まだ小学部で小さかったから）

とにかく教室内で立ち直るようにがんばっていた．

でも結局ほとんど泣きやまず，

うるさくってせっかくの授業参観なのに他の親さんにも申し訳なくて

私にとってその一時間は拷問のようだった．

その夜電話で「いったん教室を出る」ようにお願いした記憶がある．

最近はたくさんの失敗例成功例を経て，

とてもよい対応をしてもらえていると思う．

過敏なのを感じなくするというのは絶対に無理．

「悪い事」とか「わがまま」とか「直さなければいけない事」って思われると非常に苦しい．

ちゃんと気持ちををわかってもらった上で．さあどうする？って対応をしてもらっている．

安心している．

内心はへとへとなのだが平然と構えて見守っている．

さて卒業後施設ではどーだろうか・・・

心配だ．

また一からがんばって説明しなくてはならない．

　　　

 

コメント 4

障害特性で　どうしても困難な事が子ども達にはあります。
それなのに「これができないと就職は無理ですから」とか「こういう所が困るんですよね〜」とか「課題ですよね」と言ってくる先生達は　プログラムを作る事が無く、単に言いっぱなし＝言えば仕事が終わる＝それが個別指導計画？と思っているふしもあって　

特別支援教育の中で考え方が一番遅れているかもしれないな〜と感じることがあります。

でも、今さら言っても　言われなれているだろうから　労力の無駄だな・・と　話をしている間に　先生が眠気をもよおしているのがわかるので　話を打ち切ります。

小学校の時の　特別支援学級の先生達の方が　真剣に聞いて　必死に考えて　プログラムを作ってくれたな〜って・・・　懐かしいとともに　専門教育の学校に情けなさを感じることもありますが・・　どうしようもないとあきらめて　この学校にできること　得意な分野で　息子に有用なことを見つけるように＝悪く言えば　見ないように　しているのが　我が家の現実です。

sinくんも　うちの息子も　新しい場所も　人も　環境全部が　こわいこわい・・から　はじまるので、どんな出会いがあるのだろうか・・・と思いますが、
出会った人が　sin君と相性の良い人だといいですね。

卒業式の３月が　どんどん近づいてくると　胸がきゅ〜んとしてきます。

by MADONNA (2011-02-09 07:41) 

MADONNAさま
こんにちは．
そうもう来月卒業なんですよ．ぜんぜん実感がなくって，あとになって後悔しそうな気がしてます．いろいろ不安もあるしじっくり考えなくっちゃいけない事もあるはずなんだけど，日々忙しすぎてひとつの事をじっと思っていられない困った状態です．
でも新しい出会いも慎は人に好かれる子だと信じているから大丈夫でしょう．（親の私は好かれませんけど．）
いつもコメントありがとうございます．取り留めなくてすみません．
by sin (2011-02-09 17:56) 

卒業なんですね、
おめでとうございます。
いろいろと不安もおありのようですね。
頑張って下さい。
by tenten (2011-02-11 11:36) 

tentenさま
こんにちは．
いつもコメントありがとうございます．いろいろ不安はありますが，あまり思い悩む事はありません．大丈夫です！
by sin (2011-02-12 11:06)