校長先生をはじめ三役そろい踏みでのお願い [特別支援学校]
昨日は休日にもかかわらず、5月2日との振替で授業参観&PTA総会があった。
授業参観は、高等部自立クラス(重複障がい)11人中9人で音楽の授業だった。
残りの2人は、学習室に移動して、何か教科の授業だった様子。
授業では何曲かの歌を歌った。
切手のない贈り物、ビリーブ、世界にひとつだけの花など。
前の学校では、音楽の時間は音楽室でピアノだった。
音もマックス。
いつもの教室での授業だったので、電子ピアノの音も小さくちょっと物足りない感じがした。
でも好きな曲ばかり。
楽しそうに歌って、マラカスや鈴など楽器を配ったり集めたりする役を自ら手を挙げて「ハイ!」ってしていた。
「世界にひとつだけの花」ではまるでペンライトを振っているような腕の振りで、他のお母さんたちにもウケていた。
音楽室、調理室、作業室、何でもあるのに、自立のクラスの子たちにはあまり関係のない空間になりそう。
校舎見学の時に「すご〜い、いろんな教室があって広くて楽しみ」と言っていたのだが。
もうひとつとても気になっているのは、作業学習が今のところ慎には組まれていないこと。
重複の生徒は4つの類型にわかれているよう
A 学年相当の学習をする
B 下の学年の学習をする
C 知的障がいの課程の学習をする
D 自立活動を主とする
作業学習を行うのはC類型のみらしい。
慎はD類型なので、今のところない。
同じことをできるような子がいないこともあって、慎だけ特別は難しいかも。
ただ、教科学習をしている2年生の2人も作業学習は今のところないらしい。
手は動くんだけどなあ。
車いすも自由に操れるんだけどなあ。
さらにもうひとつ、すご〜く身にしみたことがあった。
それは、この日の予定すべて終了したあと、部主事から高等部自立クラスの親だけ別部屋に移ってくださいと言われ、その時の話。
校長、教頭、部主事、そして親11人、パイプ椅子がこじんまりした円に並べてあった。
内容は、
校外学習が来月あるが看護師が付き添えないので、医療的ケアの必要な子は親が付き添ってほしい。
またスクールバスが使えないので、その他の子の親も現地まで送迎してほしいとのこと。
びっくりです。
遠足ってバスの中が楽しいんじゃないの?
保護者の理解を求めるため、三役そろい踏み。
つまり看護師やバスの本年度の延べ稼働日数は、昨年度かなり早い時期に決定しなくてはならず、
実際重複の生徒がどのくらい集まるか分からなかったこともあり、今のところ調整不可能らしい。
看護師は2人いるが、交代なので普通は一人しか学校にいない。
校外学習などに付き添うには、その日を二人対応にしないといけなく、延べ日数を増やさないといけない。
まだ新年度はじまったばかりで、この日数を今使ってしまうのは危険らしい。
バスについては、スクールバスが車いす2台しか乗れないため、全員を乗せていけないからとのこと。
姿勢の問題があり、車いす乗車でないと無理な子が少なくとも3人いる。
なんとか普通席に移乗して、全員乗ったとしても車いすを運ぶ別便の車が必要になる。
問題山積みだ。
別に春でなくたって、もっと対応を考えて秋でもいいじゃん、と思う。
でも秋は秋で、行事満載で日程的に無理なんだろうね。
やむを得ない。
だけど、今後どうしていくかだと思う。
学年別で分けて行けば?とも思ったが、教員がそのように分かれることは無理だろう。
前の学校のように、何かのときには他のクラスから応援の教師を頼むようにはできそうにない。
高等部自立クラスのことは、教員8人ですべてまかなうしかない、といった感じだろう。
来年度はクリアーしてもらいたい。
いろいろなジレンマも多い。
肢体不自由ではない子達との交流もすごく期待していたけど、
これに関しては今のところなんだか夢破れって感じ。
当たり前かもしれないけど、そう簡単にはイカナイってこと。
まあねえ、運動会や学校祭を別にやるってことはないとは思うけど。
宿泊学習や修学旅行、アヤシイ。
自立クラスが少数派ということがとても大きいと思う。
これからは地域の時代で、どの子も1時間以内で学校に通えるよう特別支援学校を整備していくことを県は目標としている。
これはとってもいいことだが、つまりは重複障がいの子はいつも少数派。
前の学校では100人ぐらいの生徒全てが肢体不自由だったので、できることによって細かい対応をしてもらえた。
それが今は難しい状態。
でも、少数派であることがプラスになることもいっぱいあるはず。
来年再来年になれば、もう少しだけ人数も増えるだろうし、学校自体がうまく機能してくれば違ってくるとは思う。
行事はともかく
せっかくなんでこの3年間で、障害別でない学校の良さを見つけていこうと思う。
今のところ悪いところばかりに目がいってしまうけど、
ひたすら我慢そして、先生と意思疎通して模索していかねば。
どうしても
教科学習がしたいとか、作業がしたいとか、音楽室で音楽がしたいとか、知的障がいのクラスの子といっしょに活動がしたいとか、
そうじゃない。
慎が充実した楽しい高校生活を送ってほしいだけ。
学校ってほんとうに限られた時間しか通えないし、
その後の一生をどんな風に生きていくかっていう根本的な気持ちの部分をつくる時期だと思うから。
ぐちぐちを最後まで読んでくださった方
ありがとうございま〜す。
知ってる方、知らない方もぜひコメントください。
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