トイレの壁に口紅 [日常]
今朝、慎のトイレ介助の時のこと.
便座から車いすに移乗させようとしてよろけてしまった。
両手は慎を支えていて、壁に顔をぶつけて体勢を持ち直せた。
壁には口紅で二の文字がくっきり。
化粧したばかりだったからきれいに付いた。
ここで踏ん張れずにいったん床に下ろしてしまうと、車いすに戻す事がかなり難しい。
こんな時大型犬ロボットでもいたら支えてもらえるだろうに。
最近ため息の出るようなことばかりだ。
絶対に払っていなくてはいけないはずのお金が未払いな事が発覚したり。
情けない。
リセットしたい、いろいろと。
無理だけど。
気がつけば今学期もあと二日だけとなった。
年が明けたら卒業はもう秒読みだ。
今週は進路先の事業所と契約に向けての話し合いがある。
着々と物事は進んでいく。
いつもあまり迷いはない。
たいていの事には善し悪しの両方が共存すると思うが、
慎の事に関しては求める点と受け入れられない点が私の中ではっきりしているからか決断が早い。
求める点が一致していて絶対無理な点がクリアーならば即決的なパターンが多い。
我ながら見事なまでに迷わない。
あとはあれこれ努力するだけだ。
お世話になる事業所について決め手となったポイントがいくつかある。
日中一時支援が併設されている事。
基本的に車いすに乗ったまま(慎にとってはからだが自由な状態)で活動できる事。
ある程度空間が広くて、いろんな人がいろんな活動をしている事。
心配な事もあるけれどたぶん大丈夫だろう。
猫が欲しい~って言ってたら猫がやってきた。
正確にはやってきたわけじゃなくて、もらってしまっただけだけど。
眼が不自由な子達。
3兄弟のうちの2匹をもらった。
本当は3兄弟とももらうつもりだった。
眼が不自由でも兄弟一緒なら助け合っていけるし。
でも保護したお家の小学生の男の子たちがどうしても「黒ちゃんは連れて行っちゃだめっ」て言って2匹になった。
1匹残すのならいちばん症状が軽い白ちゃんを置いて行こうと思ったが聞き入れられなかった。
その黒ちゃんが実は一番ミテクレが悪くて片目が変色してぐちゃぐちゃしている子だった。
男の子は「いちばんかわいそうな子だから」とかいう意識でなくて、とにかく黒ちゃんが一番好きだから離れたくないっていう感じだった。
純粋だなあ。
エラいなあ。
でも黒猫って繊細で感情豊かで奥が深いとよく思う。
なにかもってるって感じた。
人間と特別な関係を築ける猫なのかもしれない。
しばらくは猫部屋だけで育てようと思う。
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