個別懇談 [特別支援学校]
新年度初めの個別懇談があった。
またもや場の空気を凍らせる発言をしてしまった。
卒業後に備えて学校生活でどんな事を要望するかと聞かれたから、
性懲りもなく「特にないんです。」と言ってしまった。
慎は来月で18才になる。
なが~い年月をかけて少しずつ言葉を覚えて、今は数十個の単語が言える。
でも生活全てにおいてほぼ全介助が必要だ。
体の機能は成長どころか悪くなる方が多い。
骨の変形とか筋の硬直とか年々心配な事が増えている。
すべてが簡単じゃない。
今までもこれからも。
毎日の生活の理想とかこうなって欲しいと思う姿はあるし、願う事は大切だと思うが、
「なにかをできるようにしよう。」っていうのとは別物だ.
基本、「何もできなくたっていいじゃん。」と思ってる。
なにかひとつでできるようになったらその分幸せになれる?
そこにこだわりすぎてたら毎日が楽しくない。
楽しくなければできるようにもならない。
でも、
学校はいっぱい人がいて活気があって思いがけない力を発揮できる場所。
楽しい中でいろいろな事ができるようになる可能性は大きいと思う。
慎は友だちが大好きだから、その気持ちが自然と何かをがんばる方向に向いてくれるといいかなと思う。
そのあたりを言葉足らずではあるが説明した。
クセのあるヤツだなあと思われただろうけど、気持ちは分かってもらえたと思う。
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