来年の卒業を想像して・・・ [特別支援学校]
昨日は学年末の個別懇談だった.
個別の指導要領を見せられ「来年度もこれでどうでしょう.いいですか?」って聞かれた.
質問された?あれっ?って思った.
それって先生の方からビシッて提示するものじゃないの?
ちょっと違和感,でもまあいっかあ.
慎が学校生活を楽しんでいて,まわりから親しまれているのはよく分かっているから.
早いものでこの学校に入学して二年が経った.
学校生活もあと一年を残すのみだ.
小学校に入学した頃は単語が数語言えるだけだった.
今ではたまに文章も言えるようになった.
「かーかー,がっこーくる?」とか
「あしたそつぎょうしきある?」とか
身近にいる人には伝わるレベルになった.
こんなにしゃべれるようになるとはホントに思わなかった.
伝えたい事がいっぱいある毎日を過ごしたからだろう.
学校をはじめ慎を支えてくれている人のおかげだ.
今週末に卒業式があるが,現三年生の親さんはどんな気持ちだろう?
そして一年後には私はどんな気持ちでいるだろう?
想像してみた.
あんまり過去を振り返らない私はきっとあっさりと卒業していくんだろうな.
子育てというのはたいていは常に先々が楽しみで,
「歩けるようになったら・・・」とか,「幼稚園に入ったら・・・」とか成長を楽しみにするものだろう.
慎の場合も小さい頃はそうだったかもしれないが,いつからか変わっていった.
「いつかは・・・」と期待する事はほとんどない.
あまり未来を思い描きたくない.
悪い方への想像力がたくましすぎるせいもある.
「今」を楽しく過ごすことを考えたり行動したりで精一杯だ.
だから,
すご~く卒業が惜しいわけでもなく,その後の生活に対する期待もほどほどだろう.
私はこんなヘンな感情希薄な親だけど
慎はきっと学校の事はずーっと覚えている.
今でも保育園の事や前の学校の話をよくしている.
楽しかった事や好きだった人は決して忘れない.
すばらしい息子だ.
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