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古武術式介護 [からだ]

古武術式介護講座に参加してきた.

市民講座で2倍以上の倍率だったのに抽選で当った.

ラッキーな事があると逆に不安になってしまう小心者だが,

この講座はとっても行きたかったからホントによかった!

はずれた友人のために簡単に報告!


約2時間,実践を交えたものでとても有意義だった.

すぐに活用できることもたくさんあった.


この古武術式介護のポイントは,

一つ一つの動作(例えば立ち上がりの介助とか起き上がりの介助とか)について具体的に方法を学ぶということよりも,介助の時に力をだすためのコツを学ぶ点だ,

体の一部分だけに負担のかかるような方法でなく,体のいろんな部分をうまく連動させて「チカラ」を出す方法だ.



「体の一部分だけに負担」はその通り!

慎は私と変わらないほどの体重になった.

床に下ろしてしまったら私一人では車いすに乗せる事もできない.

いろんな道具がなかったら生活できない存在だ.

私は腰はもちろん,左ふくらはぎの外側の下の方とか(軸足でかなりいつも踏ん張っているから)肩の関節とかが慢性的に痛い.

毎日同じ体を同じように介助しているのだから,同じ所ばかりに負担がかかる.


先日クラスのお母さんとお話ししていて,気がついた事がある.

今までは,「体が軽い子は負担が少なくていいなあ」って実は思っていたのだが,大きな間違えだった.

食事とか入浴介助とか同じ姿勢で長時間介助する事が多くて,膝などがひどい状態だという.

体を抱えてあげて食事を介助するのを想像してみた.

抱える方の腕や体重のかかる膝,長い時間同じ姿勢でいるのは本当に大変そうだ.

体重だけじゃないんだなあと今頃悟ったおマヌケさんだ.

麻痺があったりそれぞれ独特の体の状態なのだから,皆大変なんだ.



大いに活用できそうな事は,

腕の力を必要とするときに背中の筋肉も連動させるコツを学んだ.

腕も力こぶの所だけでなく,腕全体から力を出すためのコツ.


学んだからといってすぐにその通りにできるわけではないが,

意識してやっていくうちにうまく体を使えるようになっていくような気がする.

エクササイズが必要だ.


下半身についてもぐっと踏ん張るのでなくて,連動した動きの中でチカラを出す方法のヒントを教わった.

これはかなり難しい.

が,考え方の元となるものを少し学べたから,うちのやり方を模索していこうと思う.


例えば寝た状態から体を起こさせる方法についても,お年寄りの人と麻痺のある人では全然違う.

なのでその通りにやっても難しい事も多いが,

この古武術式介護のポイントは体の使い方なので,いろいろ応用していけそうな気がする.


本やDVDも出ているし,ホームページにも基本は載っている.

岡田慎一郎さん公式ホームページ

医学書院 古武術式介護入門


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