地区別活動フォーラム [特別支援学校]
学校の地区別活動フォーラムがあった.
この地区担当の教頭先生と市の福祉課の方2名も参加した.
教頭からは現在の学校の状況,取り組み,問題点などの話があった.
ようやくいろいろな活動が軌道に乗ってきたようだが,
障がい種別でない学校の難しさばかりがここのところ問題点としてとりあげられているとのこと.
専門性を極めようとすればするほど,個々にあった教育をしようとすればするほど,障がいを超えた交流は困難だという点.
あまりにも障がいが多種多様だから.個々を伸ばそうとすることと障がい種別でない学校の良さを実現して行く事が両立しにくいということ.
まさに私のジレンマとも一致.
模索して行くしかない.
協力し合ってアイディアを出し合って.
福祉課の方からは,「福祉サービスの上手な利用方について」というテーマがあったがなにしろこちらも障がいも年齢もさまざまなので細かい話はできず,まあとにかく福祉課に何でも相談してうまく利用してくださいとの事だった.
ひとつ気になったのは地域生活支援事業(市町村対応)である移動支援と日中一時支援の話.
移動支援については支援費制度ができて以来,利用が爆発的に増えていって財源(税金)が追いつかなくなった事.
とにかくできるだけ子どもを世話したくなく預けたいっていう親や,あまりに理不尽な親がたくさんいること.
言ったもん勝ちにならないように,できるだけ公平にしないといけない.
本当に必要な人が使えていないかもというジレンマをいつも感じていると言ってみえた.
この対応のたいへんさはちょっと想像できる.
中核都市になり,さらに市町村合併があってますます規模が大きくなって,より個々の事情に応じた対応が難しいのだろう.
現在移動支援に関しては小学校3年以下の子は親と一緒でないと利用できないらしい.
ヘルパーさんに預けて,「いってらっしゃーい」はできないということ.
実際はそれより小さい子であっても本当に子どもだけ預けたい場合は山ほどあるだろうけど.
ひとり許可するとまた爆発的に増えてしまうので仕方ないのだろう.
基本的に小さいうちは親と一緒の活動をまず大事にして親子の関係をきちんと築いた上で次の段階へだってさ.
どうしても子どもを世話できないときは,日中一時支援を利用してほしいとの事.
(でもショートステイも日中一時支援も使えるとこがあまりに少ないじゃないの!)
またCANのような施設を利用することもできるという話も出た.
最後の方で言いたい事ある人ということで発言してみた.
私「受給者証に同封されている事業所一覧表は不親切きわまりない.本当に切羽詰まった人が利用できていないんじゃないかと感じているなら,たとえば障がい別や年齢別でもいいからもっと事業所の詳しい情報を入れてほしい.これでは上から3カ所ぐらい電話したらもう投げ出したくなると思う.」
福祉課の人「この法律は障がい種別でないので,そうした分類の情報は難しい」とのこと.
私「はっ?」
「じゃあ全部の事業所に関してもっと詳しく例えば定員とか少しでも多くの情報が欲しい」
(だって情報がもう少しあれば対象をしぼって電話できるでしょ.)
福祉課の人「ヘルパーの数や定員は流動的だし,事業所の状態は詳しく把握できない.この法律は基本的に個人と事業所の契約だから」みたいな回答だった.
もうここでこれ以上言うのはやめといた.
じゃあその一覧表と共にこんな文章を添えてもらいたい.
「本当に困っている人はまず福祉課に電話してください.親身になって相談にのります.この一覧表を見て電話してもまあほとんど使えないとこばかりだから.」と.
もう10年になるなあ.
就学前どんなに望んでも市の保育園,幼稚園には入れなかった.
やっぱその頃の思いが抜けきれず,つい口調もきつくなってしまう.
本来敵であるはずがないのに,
通園施設や医者や市とは何か戦った感があるから.
このほか学童保育の話もあったがまた今度.
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