ゆるゆる [休日]
昨日は移動支援で慎はセントレアに連れて行ってもらった.
慎はセントレアはトータル10回ぐらい行ってるかも.
ミュースカイのお得意さんだ.
私はその間,リラックスできるディーラーでゆるゆる過ごした.
車いす固定のためのベルトがまた一部調子が悪くて直してもらって,タイヤ交換もした.
ゆるゆる読書ができた.
そして今日は卒業式に備えておうちで散髪.
ブレザーも着せてみた.
あとはYoutubeに没頭の慎.
私はゆるゆる読書をしつつネコと昼寝をしてしまった.
今読んでいるのは,「産声が消えていく」
小説なのだが,崩壊する産科医療の実態について書かれている.
著者太田靖之さんは「産科医の減少がやまないという現実は訴訟のリスクによる」と訴える
「BOOK」データベースより
“いかなる患者も診る”という診療方針を掲げる希望会総合病院。医療関係者からは異端と見られ、ハードな研修制度で知られるこの病院に、志あふれる産婦人科医・菊池堅一は入職した。しかし現実は甘くなかった。医師不足、過重労働、そして理不尽な医療訴訟。過酷な労働環境は、精神的にも肉体的にも菊池を疲弊させていく。そして、菊池に降りかかった事件。入院患者の分娩中に救急産婦の治療が重なり、新生児に障害を残してしまったのだ。人手のない夜勤中での出来事だったが、菊池は適切な治療を怠ったとして、一億を超す支払いを求める訴訟を起こされる。菊池に過失はあったのか?最前線で奮闘する現役医師が医療崩壊の実態をあますところなく描いた渾身作。
産科の医療事故の訴訟削減を目標として2009年に「無過失補償制度」が始まった
「分娩時の医療事故で重度の脳性麻痺に陥った場合、医療側の過失の有無に関係なく、金銭的な補償を行う」制度だ.
20歳までに総額3000万円給付される.
先天性の障害は含まれない.
医療機関が財団法人運営機構を通じて民間の保険に任意で加入する.一分娩当たり3万円の掛け金.
問題点が多く訴訟を減らすのが目的だったのにこの点ではあまり機能していないらしい.
実際民事訴訟では「億」もありうるし,訴訟回避どころか補償一時金が訴訟費用になっているとの見方もある.
また対象となる条件が厳しくて実際に補償されるケースが少なく保険金の剰余金が莫大とか.
そのお金どーなるんでしょ・・・
産科医や小児科医の減少は深刻らしい.
なんでもかんでも訴訟の時代,
医療事故にたいして公正な判断は求められるべきだけど,訴訟が増えれば増えるほど産科医が減って激務になり医療事故は返って増えるんじゃないかな.
いろいろ考えさせられる.
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