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書道教室のこと [その他]

先日CANの書道教室の事をブログに書いた。

そしたら理事長さんから慎もどうかと声をかけていただいた。

うちの子は誘ってもらえないという意味で書いたわけでは全然ないが、

気を使わせてしまったかなと思った。


私は習い事にはかなり消極的だ。

慎はまず「一対一」が苦手。

これは小さい頃からの強制的な嫌な訓練のトラウマかもしれない。

「やらせられる」ことには超敏感で拒否反応がスゴイ。


慎達のような脳性麻痺の子は、小さい頃から多くの検査で痛い思いをしたり、薬の調整で入院したり、他に病気を持っていて治療したり、いろんな種類の訓練に通ったり、

生まれて以来ずっと大変な思いをしていると思う。

痛い思いや我慢しなくてはいけない事だらけだった。


3才を過ぎた頃からは、ホントにためになると思った訓練だけにした。

いやがっても泣いても本人が嫌がる姿勢をとらせ、何とか気を紛らわせようとおもちゃであやした日々。

素人考えだけど、ためになっていないと思えるものはすべてやめた。

脳波とかの検査も断った。

股関節の手術も断った。

医者の指示に従ったり、いろんな種類の訓練を受けていれば、それだけでまずちょっと安心なのだが、

自分なりに調べて考えて、いろんな事をばっさり切った。


それに好きな事は、使える機能を駆使していろいろできるようになった。

スイッチ操作や車いす、教えていないのに完璧に覚えた。

言葉の訓練もあまり受けなかったが、保育園に2年間通ってたくさんの子ども達の中にいたことが今のたくさんの言葉の源になっていると思う。


がんばるって事を自覚してやるのは、慎ぐらいの発達段階ではかなり難しいと思う。


話がそれたけど、

慎は手を使って書いたり作ったりはあまり好きじゃないような気がする。

学校ではお友達といっしょにする事がとても楽しいらしく、

先生からは「家でも絵を書いたり工作してるんですか?」などよく聞かれる。

が、決して家ではそれらしい事はしない。


でもやっぱり学校では彼なりに確かにがんばっているのかな。

楽しいからするだけじゃなくて、

お話を聞く時は聞いて、先生の指導を受けて役割も果たして決まりも守って。


学校とか訓練以外はできるだけ自由に好きにさせたい。


もちろん本人が好きになってするなら、それはすばらしいと思う。

「何事にも時がある」ってよく思うが、タイミングと人との出会い。

誘っていただけたなら、それはその時なのかもしれないし。

いくら思っていても、かなわない事あるし。

まあ流れに身を任せ、消極的だが気に留めておきたいなあと、ありがたく思った。


慎に関する事は

何かをきっかけに気に留めだして、ことあるごとに思い出して、

考えて、悩んで、迷って、

考えて、悩んで、迷って・・・

最後はえいっと決める。


私はかなりすぱっと、ばっさり、あっさりな人と思われているが、

複雑な頭で一応複雑にいろいろ考えている。

そんな簡単に決断出来ない事だらけ。

みんなそうだよね。


タグ:書道教室 CAN
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