京都大阪へ春の旅行その2 [旅行]
澄んだ空気のなか気持ちよく竹林を通り,途中踏切でトロッコ列車に遭遇.
何度もDVDで見ているので,テンションアップ.
でもそのあと踏切を渡るのに一苦労.
おばあちゃんが車いすを押していたため,前輪が線路にはまって一騒動.
さらに渡月橋に続く道では,舗道が石畳のようなでこぼこした感じでうまく進めない,
仕方なく車道を行く.
ところが少しすると,車いすが急に左前方に傾いて進めなくなった.
よく見ると前輪と本体をつなぐボルトが一カ所ない.
大パニック.
辺りには見当たらない.
慎はおばあちゃんに任せて,兄と2人で来た道を探す.
10メートルぐらい手前の舗道にボルトだけ見つかった.がねじが無い.
転がってしまったのか,ねじ自体はもっと前に外れてしまっていたのか.
クイッキーというモジュール型の車いすで,ボルトだらけなのだが,こんな事は初めて.
仕方なく兄にコンビニへ走ってもらう.
ひもとガムテープを買ってきてもらい,ボルトが外れないようにぐるぐるにした.
不安は残る.旅行はまだはじまったばかりだから.
駐車場や天気の心配ばかりしてたけど,こんな落とし穴があるとは‥‥
さすがにボルトの予備やペンチは持ってない.
そんなですっかり時間を取られ,疲れてしまう.
クールダウン.
桂川沿いのお店で川の流れを見ながらうどん定食を食べる.
決めた!奮発して人力車に乗ってみよう.
車いすの子でも,40kgあっても全然大丈夫.軽々乗せてもらった.
乗る時は人力車はすこし前のめり状態なので,少し怖がって力が入って固くなる.
すぐに持ち上げて後ろにもたれるようにしてもらう.
結構座面は高さがある.
一応シートベルトはあった.
赤い毛布をかけてもらうとなんだかいい気分.
動き出すとふわっと不思議な感じ.
こんな乗り物遊園地にもない.
途中写真を撮るために止まる時も,常に前を持ち上げた状態にしてもらった.
前のめりになるとやっぱり怖がる.
おにいさんずっと持ち上げていてくれてありがとう!
最初は力仕事だし,引越し屋さんみたいにバイトのおにいさん達だろうと思っていた.
でもそれは間違いだとすぐわかった.
バス,タクシー,人.自転車,ごったがえしてる中,自在に操るのは相当な技術.
それに,お客さんに合わせたガイドやコース選択,会話,接客のプロだった.
慎もすぐにおにいさんが気に入って,「たーん(おにいさん)」と言って話しかけていた.
「慎君,電車とどっちが面白い?」とか
ガイドよりも楽しい雰囲気を作ってくれてとってもよかった.
桜はほとんど咲いてなかったけど,満開のしだれ桜を案内してもらった.
このあとすっかり気分よくして,トロッコへと向かった.
渡月橋から駅に向かう大きい通りに観光案内所があり,きれいな身障者トイレがあった.
トロッコ嵯峨駅前には貸し自転車があり,その近くに自転車屋さんがあった.
車いすのもうちょっといい応急手当をしてもらった.
ご厚意でやったもらった.ありがとう!
つづきはまた.
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